Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

この時期はだいたい寒い

 立春の頃はだいたい毎年寒いような気がする(たぶん)。で、当職に関してはむちゃくちゃ忙しくてゆっくり考え事をする時間もない(ふぅ)。

 さて、この1月の気温であるが、まぁ誰がどうみても暖冬であったのは確かで、平年より3度くらいも暖かかったようだ。冬物が売れんので、百貨店は売上成績が悪いようである。個人的には寒いのはかなわんので、暖冬はどちらかとゆーと歓迎の立場である。

 インド洋熱帯域において初夏から晩秋にかけて東部で海水温が低くなり、西部で海水温が高くなる大気海洋現象のことを「ダイポールモード現象」というそうだ。太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海水温が高くなり、その状態が1年程度続く現象を「エルニーニョ現象」というようなもんで、エルニーニョのときは日本の夏が涼しくなる(たぶん)。ということで、この冬はダイポールモードで日本は暖冬傾向になった、と。どこかがふつうよりだいぶ温過ぎるとあちこちで暑過ぎたり寒過ぎたりアホみたいに雨が降ったりやたら乾燥したり。オーストラリアの森林火災もダイポールモードの影響だろうな。