Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

なぜ鳴くのか

 親にはぐれたのだろうか、

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はぐれヒナ


ビルの出入口自動ドアの前でカァーカァー鳴き続けいてるかなり成長したカラスのヒナを発見。おぉカァーカァーやっとるなぁと思いつつ通りがかって、出先で仕事を済ませて再び通りがかったら引き続きカァーカァーやっていた。ガラスに映る己が姿をみて親鳥と勘違いしていたのかも知れない。

 ところで、童謡「七つの子」には、

カラスなぜ鳴くの
カラスは山に
かわいい七つの子があるからよ

とあるのだが、さて、「七つの子」って何?

「7羽」説: ハシブトやハシボソの巣に7羽もギューギューしているのはみたことがない。当職は筋金入りの田舎者ではあるもののカラスの巣をそんなに何度も真剣にのぞいた経験はない(怒り狂った親鳥に激しく攻撃されるのでね)。今までにチラチラとみた限りでは1〜3羽くらいのヒナしかいなかった。産卵数も精々5個くらいまでらしい。カラスの巣はかなり大きいが、成長したヒナが7羽もスコッと納まるようなスペースはないように思う。「山の古巣へ行ってみてごらん 丸い眼をしたいい子だよ」ともあるので実際に巣をご覧になったことがあるようだし、そうするとこちらの説は分が悪いな。

「7歳」説: ハシブトやハシボソなら自然下では10年くらいは生きるようだ。満7歳ともなると「年配者」の部類だろう。ヒトの「7歳」にたとえて「小さいお子さん」→「ヒナ」とゆー意味なのかも知れない。何かだいぶ苦しい気はするが(^_^; こちらの説の方が説得力はある。