Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

銀行から本人確認のためであるとして簡易書留でお手紙が届く

 回答は郵便による方法だけでなく、ネットで回答することができる、とある。よっしゃ、お手紙に記載されている説明にしたがって当該銀行のウェブサイトへGo。

 あれ? 当該お手紙の説明には、トップページの「ログイン」ボタンが「左にある」とされているのに、何とこれが「右にある」ではないか。いきなり説明とは激しく食い違い、不審感MAX。ウェブ・ページの体裁も当該お手紙の説明のものとはずいぶん異なっている(-_-; おいおい、これ、もしかして、新手の詐欺かぁ?

 問い合わせしようにも、当該お手紙が詐欺の道具なら、これに記載されている番号に電話をかけても無意味。仕方なく、別途にググりまくって、あれこれ調べて突き合わせて間違いなさそうな同行の電話番号を割り出して問い合わせ、である。めんどくっさっ(-_-;

 経緯を説明して「もしかして、これ、新手の詐欺かしら?」、と。すると、職員さん、同様の問い合わせが他にもあるらしく、受け応えに「よどみ」がない。数年に一度のペースで本人確認の手紙を発送しているところ、最近、同行のウェブ・サイトが大幅リニューアルされたため、当該お手紙の説明の表記が現状に合っていないのである、と。

 本人確認はマネロン防止など法の求めによる措置なんやろけど、ひとことでいえば確認の仕方が「杜撰」に過ぎる。個人情報を詐取する仕掛けではないかと心配になるので、お手紙の説明は確実に実態に合わせてから発送して欲しいものである。クソ忙しいのに、余計な手間がかかって、ぶっちゃけ、気分が悪いわな(-_-;