Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

正月には美味いかまぼこを食いたい

 当家では正月にはかまぼこは欠かせない食材である。当職は、とくに「ばくだん」が幼少の頃からの好物であるが、悲しいことにこの夏にひいきのかまぼこ屋さんが店をたたんでしまった。

 慣れ親しんだ「ばくだん」をもう食うことができないのだなぁと思うと何ともいえぬもの悲しさがある。ちなみに、「ばくだん」というのは一般的には「さくらたまご」などといわれる種類のかまぼこのことなのだが、たぶん見た目が「手榴弾」っぽいので「ばくだん」ということになったのだろうと思う。和歌山市方面の方なら「ばくだん」をご存じでない方は少なかろう。

日本かまぼこ協会
かまぼこの消費量と生産量
https://www.nikkama.jp/deki/consumption/

 食文化の変化でかまぼこの消費自体が相当減少しているようでもあり、原材料の高騰や人手不足などもあって大正9年創業の老舗であっても営業を続けるのが難しくなったようだ。ったく、諸行は無常でありますなぁ(-_-;

 廃業したかまぼこ屋さんの外に美味いかまぼこを食わせる店を知らないので、令和2年の正月はどうしようかとものすごく悩んでいる。