なのだろう、かなりスカスカなのだろうと勝手に思っていたのだが、どうもそうではないらしい。
「STAR TREK」を観ていると、艦が星間空間を移動するときはワープ6くらいでブッとばしているけど、とくに星間物質との衝突を気にしているような感じがない(まぁ、そのために艦にナビゲーション・ディフレクターを備えているのだろうけど)。そんなこともあって、星間空間は太陽系内に比べるとかなりスカスカなのだろう的なイメージをもっていた。が、どうもそーゆーことではないみたいで、思っていたよりコテッとしている感じか。
ナショナルジオグラフィック日本版 (2019.11.06)
星間物質は3万度超、ボイジャー2号が初の直接観測
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/110600643/
「星間空間の磁場は予想されていたよりも2~3倍も強力だった。」「太陽圏は予想されていたよりも10倍も高い圧力を星間粒子から受けていた。」「ヘリオポーズに・・・近づくとプラズマが減速し、温度が上がり、密度が高くなることが初めて明らかになった。」「境界面の外側にある星間物質の温度は予想よりも高く、少なくとも3万度であることもわかった。」とある。
「STAR TREK (TOS)」の「By Any Other Name」の回では、カーク船長率いるエンタープライズ号がアンドロメダ出身の知的生命体団に乗っとられて改造されるなどしてアンドロメダへ向けてわが銀河系を脱しようとする。わが銀河系を脱するには銀河辺縁部に存するなかなかに超えがたい「バリア」を超えて行かないといけないという設定。「ヘリオポーズ」はこの「バリア」を連想させる。
なお、今の「STAR TREK」では、「STAR TREK VOYAGER」において宇宙艦USS VOYAGERが諸事情によりわが銀河系アルファ宇宙域からデルタ宇宙域深部にまで吹っ飛ばされてそこから難儀に難儀を重ねて地球へ帰還するというお話であるところ、一般的には宇宙艦隊の艦がわが銀河系のアルファ宇宙域から出るのも困難であるという設定になっているので、「By Any Other Name」の回のお話はアチコチ何かつじつまが合いにくい(^_^;