Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

湊川隧道通り抜け

 前から行ってみたいなぁと思っていた「湊川隧道通り抜け」をついに体験した。

兵庫県
土木の日」~湊川隧道通り抜け~の開催について
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kok12/press/011031dobokunohi.html

湊川隧道
悠久の時を経て、現代に残る神戸の近代化産業遺産
http://minatogawa-zuido.com/

 新開地から山手へと進み、兵庫区役所・東山商店街からもう少し山手の方に進むと入口がある。斜面にドカッと無造作に穴が開いているようなイメージをもっていたが、実際は入口付近はきれいに整備されていた。予想どおり通り抜けの参加者はかなり多かった。

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湊川隧道入口

 湊川隧道(みなとがわ・ずいどう)は、明治34年に完成されたわが国初の河川トンネルだそうで、当時としては相当に大規模な大土木工事だったであろうことは想像にかたくない。その後、平成7年には阪神・淡路大震災で隧道の一部に被害が出るなどしたが復旧、平成12年に新湊川トンネルが完成して湊川隧道は河川トンネルとしての役割を終えたそうである。

 実際に隧道内を歩いてみると、レンガ造りの隧道内は天井から水が滴っているところありぃの、壁から水が染み出しているところありぃの、ちょろちょろ水が流れていたりもして粘菌が繁殖しまくりで滑りやすくて足元は決してよろしくなかった(うっかり滑って転んで水たまりにはまる者、絶対に数人は出そう)。

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湊川隧道内部(明治34年完成)

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湊川トンネル(平成12年完成)

 いずれにしても、今から百年以上も前にこれだけの土木工事をやってのけたというのは驚くほかはない。

 県の職員さん(かな?)やボランティアの方々が随所で適切に誘導してくださって、安全かつ快適に見学することができた。おもしろかったです、ありがとうございます<(_~_)>