Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

シャンハイガニを食す

 「シーズンだから中国から取り寄せる」のでぜひ食べに来てくださいとお誘いをいただいて、中国人企業家の会社でシャンハイガニをごちそうになった。いぇい、シャンハイガニ食べるのはじめてやぁ\(^o^)/

 シャンハイ(上海)とゆーくらいだから海産のワタリガニ的なカニを勝手に想像していたのだが・・・中国から空輸されてきたという生きたシャンハイガニをみせてもらって驚いた。どうみてもワタリガニではなく、ほぼモクズガニやん! さっそくゆがいてもらったところ、味もモクズガニとほとんど同じ感じでミソが濃厚で美味い。オスとメスと一匹ずついただいたv(^_^) 中国風の食べ方だとソース的なものをつけて食べるそうだが、当職は何もつけないでそのまま食う方が好みである。

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 調べてみると、シャンハイガニのことをわが国では「シナモクズガニ」とか「チュウゴクモクズガニ」とかいうようで、侵入生物データペースでは和名が「外国産モクズガニ属, 上海蟹」とされていることが分かった。まさにモクズガニの近縁種のようだな。

 当該中国人企業家の説明によると、中国では11月がシャンハイガニのハイシーズンだそうである。天然モノは市場にはほぼ出回っておらず、基本、湖のようなところで養殖しているものを食べるのだそうである。なお、シャンハイガニとはゆーものの別に上海が産地というわけでもない、とも。

 当職は田舎者なので、昔は地元の川に仕掛けをしてとれたモクズガニをよく食べたものである。今は街中で暮らしている影響もあろうが、店頭でモクズガニをみかける機会はかなり少ない。川が汚くなっておらんようになったか、捕り過ぎでおらんようになったか・・・などと思いながらさらにググると、わが国でもモクズガニを養殖していることが分かった。

内閣府経済社会総合研究所
モクズガニ養殖で環境保全と村おこし
http://www.esri.go.jp/jp/prj/mytown/genki/report/g049-0412-02.html

 なお、カニってカニ味噌の辺りにプリン体が多くてヤバそうな印象があるが、実はそんなにたいしたことはない(はず)。