Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

ウソは泥棒のはじまり

 しばらく前に「魯肉飯」を食わせる中華があると聞いていたので、近くに来たついでに同中華に寄ってみた。「日替わり定食」で、白飯とは別皿で魯肉を提供するようだ。当職は「魯肉飯」が食いたいので白飯に魯肉を全ブッかけ。
 
 こちらの魯肉は強めの酸味がある。酸味のある魯肉ははじめて食べた。想定外の酸味といい、豚肉の部位といい、当職が求めている魯肉とは根本的に違う代物であった(残念)。なお、こちらの「日替わり定食」自体は割とお得感がある方だと思う。「日替わり定食」を注文しているお客さんが大半であった。
 
 隣のテーブルで年配の女性三人組が食事をしながらおしゃべり中。聞いていると、飼い猫が病気になって昨日夜に入院した、心配で心配で食欲がない、食べ物がのどを通らない、と。気の毒になぁと思いつつチラッとみたら、声の主は「日替わり定食」をキッチリ完食していらっしゃった。