Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

発祥の地ではもはや使こてない

 印鑑は中国から伝わってきた文化、わが国ではいまだになくてはならないもののひとつであるが、中国人のお客さんに聞くところでは、現在の中国では「サイン」で済ませるのが一般的で印鑑は社会生活ではほぼ使わんそうである。

 で、本邦において生活することになる中国人は「日本では印鑑がないと話にならんらしいでぇ」とゆーよーなことを事前に察知して中国で認印をつくってもってくる者が多い。わが国の三文判のようにプラスチックや木でできてているものはほぼみかけない、石やガラス(水晶かも)で造ってあるのが多く円柱よりは直方体のものが多い印象がある。が、これがね、変に小さくておもちゃみたいでものすごく押しにくいのね。判子なんだから、押しにくいって、ね、根本的にアカンと思うよ(^_^;

 わが国では一般的な認印三文判の類は、人差指の第一関節と第二関節との間の腹あたりで印鑑の頭をグッと固定してグリグリッと押印する(他のやり方もあろうが)のであるが、こうするためには印鑑にある程度の丈の長さがないとあかん。この点、中国製の印鑑は長さが極端に足りなくてメッサ押印しづらいものが多い。要は、実用性がないのである。社会生活で実用しないからおもちゃみたいなのばっかりで実用性がないのも当たり前である。

 そんなことで、字体さえいけるなら、百均で認印三文判を入手することが可能であることを教えてあげるととても喜ばれる。よほど嬉しいようで、兄弟姉妹や親戚の人の分まで買い求めておりますね(^_^;

サーチナ (2019-11-26 12:12)
日本は先進国なのに不可解だ! いまだにファックスや印鑑を・・・=中国メディア
http://news.searchina.net/id/1684679?page=1