Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

大きな気球が飛んでくる

 米国やカナダなどに偵察気球と目されるものが飛来して大騒ぎになった。

 過去にわが国にも飛来したことがあり、記者から「また日本に戻ってくるという可能性は?」と尋ねられて当時の防衛大臣が「気球に聞いてください。安全保障に影響はございません。」と回答した。大臣としては公表することができないこともあろうから、まぁ、仕方がないとは思うが、だいぶとアレだ。

 あーゆー大型の気球であれば「高高度電磁パルス攻撃(EMP攻撃)」をしかけることは技術的には十分に可能であるらしい。生物化学兵器を搭載することもできるらしいし。まぁ、そーゆー意味では結構ヤバい。

 ちなみに、隣国の憲法前文には「帝国主義覇権主義及び植民地主義に反対する」ようなことが書いてあるようにみえる。そうすると、わが国の領海・領空を頻繁に侵犯したり他国へ偵察気球を飛ばしてきたりと、その憲法の記述とやっとることとの間に大いに矛盾があるように思う。あるいは、他国の覇権主義は認めんけど、自分とこはO.K.なのよおほほって意味なのかな? 隣国政府は一体何を考えているのかさっぱり理解できぬし、我々の常識が通用するとも思えない。あんまりのんきな考えでいるのもよくないように思う。備えは十分にしておかんとな。ドカンといかれてからでは遅い。