Dr. 千鳥橋伝法の事件簿

Dr. 千鳥橋伝法(どくたー・ちどりばし・でんぽう)は医師ではない。森羅万象、細かいことがイチイチ気になって仕方がない法律専門職のおっさんである。

背水の陣

 事務処理にかかる提出書類の交付請求のために某市役所の出張所へ出向いた。

 本日は、年配者の来庁が目立つなぁ。これら年配者に対して市職員がかわるがわるとりついて、「個人番号」が何なのかさえ理解してない感じなんやけど、熱心に個人番号カードをつくるように「説得」していてなかなかにほほえましい(^_^;

 聞き耳を立てていると、年配者たちが新たに個人番号カードをつくってもらうのに、こちらの出張所で申込みをしてもすべての手続を完結することはできないらしく、後日に「カードができた」と案内を受けとったら駅前百貨店のビル内に設置されている「センター」へ年配者が電話して自力で予約をした上で、「センター」へ出向いてカードを受けとる仕組みらしい。

 「歩くと息が切れるんやぁ」とある年配者は「センター」へ行きたくなさそーにしているが、「ポイントもらえるの今月末までですからね」、「まぁまぁ、そんなこといわずに」ととりなしては半ば強引に申込みをさせている。これ、市役所の出張所の窓口やからエエよーなものの街頭やったら、下手したら、「悪質商法」等で警察に通報されかねんレベル感はある(^_^;

 当職が学生だった頃には、ノルマがキツいので有名な某証券会社が「ノルマ証券」などと呼ばれ揶揄されていた記憶がある(まぁ、あの頃は、ノルマがキツい分、サラリーもよかったはずだが)。最近だと、個人番号カードの市職員や携帯電話事業で赤字を垂れ流している楽天の従業員のノルマがことのほかキツいのだろうな(なお、楽天側はノルマを課しているのではないと説明しているもようである)。